合同会社サイドスリー

合同会社サイドスリーは、中山間地域の空き家増加という課題に対し、空き家の活用に困る所有者と中古物件を求める利用希望者を繋げ、自分達自身の力で地域の資産を活用するというアプローチで取り組みます。

社名(サイドスリー)の由来

サイド

再び空き家を活用する(再度)や従来の主流ではないやり方(side)

スリー

空き家の所有者と利用者を繋げる三番目の登場人物として

問題意識と理念

  • 地域の空き家増加が問題視されながら、根本的な解決に至っていない現状があります。
  • 特に空き家が多いが流通する中古物件は少なく、需給にミスマッチが起きています。
  • これは人口減少が進み、利用可能な土地も限られる中山間地域で、深刻な問題となっています。
  • 空き家の活用に困る所有者と中古物件を求める利用希望者を繋げる存在になるべく、地域において、自分達自身の力で地域の資産を活用する会社を設立しました。

事業内容

  • 地域内の住民や事業賛同者から資金調達し、空き家の購入・改修に活用
  • 中古住宅として賃貸と賃料収入の回収、継続的な投資に向けた資金の内部留保
  • 専門家集団としての利点を生かして、地域の空き家相談への対応

会社概要

会社名合同会社サイドスリー
代表社員井出建設興業株式会社
創設2022年12月
本社所在地長野県南佐久郡佐久穂町
資本金700万円
事業内容不動産賃貸、不動産管理、空き家活用支援
出資者井出建設興業株式会社 (佐久穂町・大工工事業、住宅建設業)
株式会社黒澤組 (小海町・南佐久地域有数の土木建設ゼネコン)
嶋屋住設株式会社 (佐久穂町・水回りなどの設備工事業)
有限会社良建築設計事務所 (佐久市・設計事務所)
株式会社ワンハンドレッド (小海町・舗装工事業)
石田衛 (佐久穂町・板金工事などの屋根工事業)
有限会社小沢電業社 (佐久穂町・電気設備工事業)
株式会社マネジメント・リライアンス (佐久市・経営コンサルタント)
武者忠彦(佐久市出身・国立大学法人 信州大学 経法学部 教授)

サイドスリーの特徴と問題解決への強み

  • 周辺地域の事業者による企業体として、地域内で収益循環できる 
  • 代表者を中心に地元出身者として、地域内の知名度や信頼性を持つ
  • 会社の設立前から10年近く、地域内で空き家問題に取り組んできた実績がある
  • 各専門事業者の共同体であり、役割分担しつつ課題に対応することができる
  • 財務や会計状態をオープンにすることで信頼性を担保する

事業モデル(資金の流れおよび関係団体)

※新築住宅希望者とは差別化を図っているので、既存住宅工事業者との競合を目指すものではない。

事業モデル(事業実施イメージ)

名称

海瀬の物件(仮)

実施イメージ

  • 佐久穂町内において空き家になっていた住宅を、所有者からの相談に基づき購入・改修
  • 町内への移住と起業を考えていた希望者とのマッチングにより、住居兼店舗として賃貸
  • 家賃については改修資金に充当していき、5〜10年で投資資金を回収することを想定

収支モデル(追加出資、借入金を考慮しない場合)

収支モデル 海瀬の物件(仮)